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今日のアンパンマン

テレビを点けるとやっていた「アンパンマン」。
特に見たい番組があったわけでもなかったので、懐かしいなと思って見ていたのですが。


冒頭、いつもどおりアンパンマンに負けるバイキンマン。
どうしていつも負けてしまうのか。
どうやったら勝てるのか。
基地に帰った(というか、なぜかいつも吹っ飛ばされる先は基地というお約束でしたね)
バイキンマンは考えます。

出した結論は、「“アンパンチ”を破らぬ限り、俺様に勝利はない!」ということ。
そして、アンパンチを破るための猛特訓をするバイキンマン。
やがて特訓を終えたバイキンマンは、再びアンパンマンに挑みます。
作戦通り、見事にアンパンチを破り、アンパンマンを追いつめるバイキンマン!

すわ、ついにバイキンマンの勝利か、というそのとき。
「がんばれー! アンパンマーン!」という子供たちの声援に力を得て反撃するアンパンマン。
想定外のアンパンマンの底力に動揺したバイキンマンの隙を突き、
ジャムおじさんの新しい顔が届き、勇気100倍となるアンパンマン。

先ほど破られたアンパンチを、もう一度繰り出します。
バイキンマンもまた、アンパンチ破りをもって応えるのですが……。

結果は、先ほどとは真逆。

バイキンマンのアンパンチ破りは、アンパンチを破ること能わず、
またまた基地まで吹っ飛んでいくバイキンマンでした。

戦い終わって。
「みんなの声援が力をくれたから、アンパンマンは勝てたんだよ」
とまとめるジャムおじさんでした。


――というお話だったのですが。
子供向けのお手本のような綺麗な話のようでいて、実はこれ、教育に悪いんじゃないかと思ったり。

今回、しっかり目標(アンパンマン打倒)を立て、
それを達成するための課題(アンパンチを破ること)を分析し、
その課題を達成するための準備(アンパンチ破りの特訓)をして挑んだバイキンマン。
それが、「応援で力を得た」アンパンマンに負ける。

バイキンマンの理論的、体系的な、極めて真っ当な「努力」が、
アンパンマンの「精神論」に敗北しているのです。

いや、もちろん、精神力は大切ですよ。それがなければはじまりません。
またバイキンマンも、「アンパンチを破れば勝ち」までしか考えてはおらず、
想定が甘かったことは否めません。
彼もまた、勝者にふさわしいとまでは、言えないかもしれません。

でも、それでも今回、バイキンマンの方が勝つべきではなかったか……!


そんなことを、愚考したのでした。
いやー。ひねくれた大人に育ってしまったものです。





『赦す人』感想

赦す人赦す人
(2012/11)
大崎 善生

商品詳細を見る


形式的な付け方をするなら、タイトルは『団鬼六伝』となるでしょう。

団鬼六。

その伝記、ノンフィクションです。
あるいは、「歴史」と呼んでしまってもいいと思います。

SM小説の、いやSM文化のパイオニアであり、大家であり、象徴。
将棋界の大旦那であり、純文学作家でもあり。

まさに巨人。その生涯を描いた本作は、「歴史」と呼ぶに足るでしょう。
しかし、それ以上に本書は、「青春小説」だと私には感じられました。

青春。

放蕩、無頼、無軌道の限りを尽くし、駆け抜けた波乱の生涯。
ひたすらに遊び、遊び、遊び、遊び狂った人生の、凄まじい明るさ。

SMの巨人、団鬼六は、なんという大きな人だったのでしょうか。
その大きさに打ちのめされつつ、また励まされます。

実際のタイトル『赦す人』は、そんな団鬼六を見事に言い表した、
まさに「これしかない!」という秀逸な題名でした。

それにしても。
全くの無計画、どんぶり勘定。めちゃくちゃな金遣い。
飲んで飲んで、奢りまくりの飲ませまくり、遊びまくり。

やっていることだけを見れば、あまりに典型的な破滅するダメ人間の所業です。
読んでいると、ここまで無茶苦茶に生きても人間なんとかなるのかと、
自分の常識の方が揺らぎそうになります。

しかし、よくよく読んで行けば、それも当然だなと納得せざるをえません。
団鬼六はとにかく、どこまでも明るいのです。ひたすらに陽性の人間なのです。

その放蕩は破滅への堕落ではなく、むしろ歓喜の疾走です。
自分が楽しむために、周囲の人間も楽しませようとします。
面倒をみます。とことん付き合います。受け入れます。赦します。

そりゃあ、こんな人は幸せになるよなぁ、と納得させられます。

団鬼六。
縄とペンで稼いだ金を、稼いだそばから酒と女、その他将棋等もろもろにばらまきながら、
たくさんの人々と一緒に、自ら作った時代を駆け抜けた一代の傑物。

その青春。

本当に、よくここまで調べ、書き切ったものだと感嘆しました。
生きていく力を、精一杯生きようという使命感を、そして、生きる希望をもらえる一冊でした。

テーマ : 小説
ジャンル : アダルト

『VORACIOUS ANECDOTE』感想

サークル「黒イ都」さん――そう、黒井弘騎先生ご本人による『聖天使ユミエル』の同人誌です。
内容は、ユミエルの母・マリエルをヒロインに、“丸呑み姦”をフューチャーした小説となっています。
DL販売ページ

食虫植物型の女影魔、「ネペンテスエクリプス」の罠に嵌ったマリエルが、
変身前の真理のまま、濃厚なレズ触手愛撫を受けたのち“丸呑み”にされ、
エクリプスの体内という絶望的な閉鎖環境での肉責、そして――というストーリーです。

あとがきで「趣味全開」と述べられている通り、
フェチズムとリビドーが凝縮された力作となっています。

まず、負け方からして秀逸です。
悠美との触れ合いによって生まれた慈愛の心が裏目に出て、罠に嵌る、という。

いいですよね。
こういう、掲げた正義や、高潔な善意といった美徳が、
敵の手で「ただの間抜け」という結果を与えられ、貶められる――堪りませんな!

責め役が女影魔というのも、私のようなレズスキーには実に御馳走様です。
同性同士の心得た愛撫、というのが実に巧みに描かれていて、大変美味しゅうございました。

中でも、触手で太ももをスマタするように責められるくだりでの、
「同性同士で太ももを絡み合わせるかのような」という比喩が素晴らしいです。
触手に、むっちりとした女の太もものイメージが重なり、さらにそれが触手であることによって、
テラテラと粘液に濡れ光った女の脚の映像が呼び起されるという合わせ鏡のような相乗効果。

メインシチュエーションである“丸呑み姦”へと移行する流れも実に良く。
最初にエクリプスに奪われ、その体内へと呑みこまれた変身アイテムを取り戻すため、
逆転を賭けて、女影魔を挑発し、マリエルの側から誘導するのです。
百戦錬磨の戦士であるヒロインの強さが見事に描き出されています。

そして、そうして一度ヒロインの強さを謳い上げておいてから、それを貶める
というこの黄金コンボですよ。

なんとか取り戻した変身アイテム、そして待望の光臨(ブレイク・ドゥーン)!

……ところが、長時間エクリプスの体内に呑みこまれていたロザリオは、
すでに影魔の邪気に蝕まれ、その聖なる力を失っており。
光臨したのは最強の天使ではなく、ただのコスプレ熟女。

うーん、イイ! イイですな!
この、ヒロインに感情移入してみると極めてシリアスで悲劇的でありながら、
一歩引いて覚めた目で見てみると、なんともお間抜けで滑稽という、この感じ!!
性的なものに留まらぬ、ヒロインの存在そのものへの、アイデンティティへの陵辱です。

こうしてすべての希望を失った哀れなヒロインに、止めの責めが畳み掛けられます。
これ以上は無い閉鎖環境、極限的な監禁状態である“丸呑み姦”全開。
怒涛の肉部屋、触手、粘液責めです。

中でも白眉は、聖気を奪われてコスチュームが縮む、というギミックでしょう。
全身クリトリスなまでに鋭敏になった熟れた肢体は、
縮んだコスチュームの締め付けだけで激悦に悶えてしまいます。
変身ヒロインの象徴たるコスチュームが、浅ましい性玩具と堕すこのシチュエーション。
悲憤するマリエルの心情が丁寧に描写されていて、えげつないことこの上ないです!

最愛の娘、ユミエルこと悠美に助けを求める最後も、正にこれしかないという着地。
また、マリエルママン最大のストロングポイントであるおっぱい
全編を通じて執拗なまでにフューチャーされており、もうおっぱいおっぱい
母乳ビュッビュッミルクチューチューばいんばいんけしからんことになっていました

また、「趣味全開」ということでは挿絵担当・竜胆先生の性癖にも合致していると見受けられ、
美麗かつリビドーの籠ったエロエロな挿絵も必見です。
DL版では、その挿絵がフルカラーになっているとのことで、
実物としての本にこだわらない方には、電子書籍での購入をオススメします。

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

『蒼き魔女リヴィア 外伝』感想

高岡智空先生の非公式ファンサイト、『なにしろ紳士ですから』様にて公開されている、
二次元ドリームノベルズ246『蒼き魔女リヴィア 逃げられぬ淫獄』の高岡先生ご自身による外伝小説です。

作品の時系列は、ノベルズ本編における第五章と終章の間。
魔女イリーシャの従順な奴隷となったリヴィアが、彼女の戯れに、
娼婦に扮して大勢の男たちの性玩具になるよう命じられて――というお話です。

前半部では、リヴィアは命令されたとおり卑猥な衣装を着て娼婦として振る舞い、
下衆な男たちに、安売女と見下されながら輪姦されます。
そして後半部では、そこを縄張りとしていた娼婦たちのギルドに断りなく商売をしたことで、
リヴィアは彼女たちから淫惨な辱めを受け、お仕置きされてしまいます。


さて。本作についてまず特筆すべきは、
何といってもヒロインがすでに「堕ち」ている、ということでしょう。

一般的に「陵辱もの」のおもしろさは、ヒロインが「堕ち」る過程にこそあります。
もちろん、「堕ち」た結果も欠かせない要素ではありますが、
それはあくまで過程の完結部として、過程の質を担保するものとしてであり、
「堕ちたヒロインにはもう興味はない」という方も少なくないようです。

まあ単純に、「堕ち」きったヒロイン相手では、もはや陵辱は成立せず、
どうやってもド変態カップルのアブノーマルなイチャラブ和姦にしかなりませんからね。
私なんか正にそうですが、やはり「嫌がる女を無理やり犯してこそ!」です(笑)。

『蒼き魔女リヴィア 外伝』が秀逸なのは、ヒロイン・リヴィアは確かに「堕ち」ていますが、
それは主人であるイリーシャに対してのみである、というところです。

彼女に対しては心底から服従し、崇拝さえするほどに歪められているリヴィアですが、
本作の責め役である男や娼婦たちには、かつてのままの気丈さ・勝気さを保ったままですので、
それはもうしっかり、嫌がりながら犯されてくれます。
むしろ、唯一絶対と崇めるご主人様が出来た分だけ、より強烈に忌避している感さえあります。

一方で、男や娼婦に犯されることはその主人に望まれたことでもあり、
奴隷としての忠誠心が二律背反に苦しむ様は、完璧に「堕ち」きったヒロインのそれです。
どうしようもなく「終わっている」存在の、哀れな愛らしさがそこにはあります。

つまりヒロイン・リヴィアは、「堕ち」ていながら「堕ち」ていない――
本作は「堕ち」きったあとのヒロインを描きながら、同時に真っ当な「陵辱もの」としても成立しているのです。

「堕ちた哀れなヒロインを愛でたい」という方も。
「嫌がる女を無理やり犯ってなんぼ!」という方も。
どちらでも楽しめるよう巧みに構成された、非常に親切でお得な作品だと思います。


また、視点をコンセプトから具体的な内容へと向けてみても、実に素晴らしいです。
プロの先生の力と技、両方を楽しむことが出来ます。

淫乱な娼婦として男たちに輪姦される前半部では、特殊なギミックを排して純粋な力勝負。
語彙の選択、豊潤で過不足のない比喩と描写、淀みない文章展開――圧巻の腕力が堪能できます。

そして、娼婦たちに性仕置きされる後半部では、
斬新なギミックがそれをきっちりエロスへと落とし込むテクニックとともに楽しめます。
ふたなり化させ、手足を拘束して、オナホールで腰を振らせる……もうエロすぎです!
観念としてだけでなく、純粋に「絵」として見ても、素晴らしくエロいです。

また、百合・レズ好きとしましては、後半部の終盤が実にご馳走様です。
娼婦のお姉様方に気に入られ、一転可愛がられだすリヴィア!
そのまま引き取られ、娼婦たちの末妹として可愛がられるifとか妄想すると、もう堪らんですね!(笑)


クオリティはもちろんのこと、前編・中編・後編-1・後編-2・終幕と、ボリュームもたっぷりで、
質・量ともに「これ本当にお金払わなくていいんですか!?」と申し訳なくなるほど素晴らしい作品でした。
本作を読まれた方で、『蒼き魔女リヴィア 逃げられぬ淫獄』本編を未読という方は、ぜひご購入を!
すでに買われたという方も、これを機に、ぜひもう一冊!(笑)

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

『サキュバスハーフ』&『超戦士一人遊び』感想

サークル『蒼井亭』さんから発行されている蒼井村正先生の同人誌、『サキュバスハーフ』と『超戦士一人遊び』の感想です。

レーベルカラーですとかマーケティングですとか、様々な制約がある商業作品とは違い、
好きなことを好きなだけやれる同人作品ということで、どちらも蒼井先生全開――即ち(?)ふたなりカーニバルな作品でした!(笑)

我らが変態大国・日本とはいえ、まだまだふたなりはニッチな属性でしょう。
かく言う私にも、「ふたなりとかありえない……」と思っていた時期がありました……!
(具体的には、筑摩十幸先生の『白百合の剣士ブリジット 2』を読むまでです)

なので、とても人を選ぶ作品ではありますが、それだけに、
選ばれた人には堪らないピンポイント絨毯爆撃な作品だと思います。

それでは以下、それぞれの作品についての感想を。


・『サキュバスハーフ』
本文は40字×17行で79ページ、挿絵4ページとヒロイン4人の紹介イラストが2ページとボリュームたっぷり。
サキュバスと人間のハーフである主人公、風守魅亜のエッチな学園生活を描くファンタジー学園ものです。

まずは、素直クール&冷静ロリな感じのルームメイトにして相性ばっちりのパートナー、
天才魔法少女のジュネ・ローランに、料理しているところをいきなり挑みかかられてラブラブえっち。

続いて所属する総合運動部の部長で、長身マッチョな兄貴系鬼娘・蘭堂蘭に、
部活後のシャワールームで体の見せ合いっこをしたところから揃って流され。

さらにはエロエロ痴女保険医の久賀依里子先生に、検査にかこつけ頂かれ――と、
魅力的すぎるビッt、……サセk、……美少女な魅亜ちゃんはとってもとっても逆ハーレム(?)です(笑)。

個人的見所は、鬼娘の蘭堂蘭先輩です。
鬼は本来雄だけであり、彼女のように極めて稀に生まれる女児もペニスを備えて生まれてきます。
このあたりの鬼族の生態が凄く納得できる設定として書かれているのには唸りました。
ご自身の好みの、なんという無理のない捻じ込みっぷり……! 蒼井先生、さすが過ぎます!(笑)

いや、まあそれはそれとして、
若い肌がシャワーを弾き、我武者羅に求め合うダブルふたなり娘の図の、なんというエロさ……!
それはもちろんエプロン姿でのジュネとのエッチもですし、
フェチな脱がされ方をして寝台に横たわる魅亜に覆いかぶさる依里子先生の白衣も。
そしてラストを飾る、呪われた退魔スーツ(当然、ぴっちりスーツです)を着てのオナニーも。

強烈な喚起力を持つ「絵」の設定が悉く秀逸で、これがプロの先生の技なんだと感心することしきりでした。
また、「プロの技」というならば、各キャラクターの立たせ方を上げないわけにはいきません。

冒頭で、「ボリュームたっぷり」と書きましたが、
しかし4人のキャラクターを立たせつつ4シーンを描くとなると些か心もとないのも事実でしょう。
一行も無駄には出来ません。
そこを、最小限の分量できっちり各キャラを立たせる……凄すぎます。


・『超戦士一人遊び』
本文は27字×25行の二段組、つまり27字×50行で32ページと挿絵6ページ。こちらもボリュームたっぷりです。
そして、そのたっぷりなボリュームで――ふたなりの主人公がひたすら一人エッチするだけ!!

これは凄い、本当に凄いことですよ……!

良質な作品に出会うたび実感するのは、「神は細部に宿る」ということです。
“実用品”は、特にその傾向が強いと思います。

これを逆算すると、良作であるならば、それが箇条書きで表すと簡潔であるほど、細部に宿る神は多い、となります。

筋だけを見れば極めてシンプルでありながら、実際に読んでみると濃厚極まりない――。
蒼井先生の地力の凄さを垣間見た思いです。

もちろん、ただ力を揮われているだけでなく、技も凝らされています。
「魔法で自分の分身を作り、セックスなんだけどオナニー」という素敵に倒錯したエロギミック。
セクシーな下着、マングリ返しでのセルフフェラ。
主人公の白に対して、分身は全く同じデザインでありながら黒の、
鮮やかなコントラストを描くセクシー下着と、こちらも「絵」の設定が絶妙です。

また、本作は蒼井先生がご自身のHPで発表されている『ゼロシリーズ』に当たるものですが、
全く前知識無しで読んでも問題なく入り込めました。このあたりの気配りも流石だと思います。

しかし、この主人公である最強の魔法戦士「ゼロ」さんですが……
本作の中では超越した能力をひたすらオナニーに使っているという素敵すぎる人です(笑)。
戦場では最強無敵でもベッドの上では総受け、そっち方面では弱々なところが可愛すぎますね。

「いわゆる“メ様戦法”ならあっさり勝てるんじゃ?」と、そんな二次創作を書いてみたいと思ったりしました。

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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田磨香

Author:田磨香
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